2021-05-27 第204回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
薬漬け、検査漬けの根本的要因は残ったままです。無駄な検査をせず、必要な投薬だけを行っている医療は好ましいと思われます。現行の診療報酬体系では報われない良心的な医療がきちんと評価されることこそ伸び率の抑制につながるはずです。 こうした視点についての厚生労働省の取組を教えてください。
薬漬け、検査漬けの根本的要因は残ったままです。無駄な検査をせず、必要な投薬だけを行っている医療は好ましいと思われます。現行の診療報酬体系では報われない良心的な医療がきちんと評価されることこそ伸び率の抑制につながるはずです。 こうした視点についての厚生労働省の取組を教えてください。
こうした薬漬け医療、検査漬け医療については、念のための薬の処方や検査という部分もありますが、医療機関側が、高額な医療機器の返済のため稼働率を上げることに躍起となり、無駄な検査を勧め病名を付けて薬を出すことや、医師が薬を処方するほど医師自身の利益につながる薬価差益等の医療機関の経営的観点に基づき行われていることが特に問題とされています。
そして、出来高払方式も、薬漬け、検査漬けと呼ばれる過剰診療をもたらしたと言わざるを得ません。 本法案では、これら諸問題については全く手が着けられぬまま、老朽化した基礎の上に地域包括ケアという巨大な二階部分を建て増してしまいました。
検査漬けで薬漬け、こういう医療ではなかなか今回の法案の趣旨にも基づかないような現場がつくり出されてしまうということが私は一番の問題かと思います。 それからもう一点、資料の四を御覧いただきたいと思います。 代表質問の際にもこれも質問させていただきました。開業自由の原則と出来高払のことでございます。
今のお話は提供側からの意見が非常に多いわけですが、患者さんにとっては、ひところは、病院に行くと検査漬けにされるという風潮あるいは言葉がございましたが、今は、病院に行っても検査もしてくれないのかというようなこともよく聞かれます。患者側の視点に立つと、今の委員の主張が果たしてそのままのみ込めるものなのかどうかということの検証も私は大事なことだと思います。
単に検査漬け、薬漬けということではなく様々な治癒を医師は施した上で、そして最終的な手術もしていくわけでございます。すなわち、これがトリアージュでありますし、優先順位ではなかろうかと思います。
居住環境の悪い大部屋で薬漬け、検査漬け、こういったものがどんどんどんどん広がっていったわけであります。 その後に、一九八五年に、第一次医療法改正で地域医療計画が策定をされましたが、その内容は、医療施設の量的整備が全国的にほぼ達成されたことに伴い、医療資源の地域偏在の是正と、医療施設の連携推進を目指すものでありました。そこで都道府県の医療計画制度が導入されました。
ただ、仮に各国の当局が一つの監査事務所に対して重複して検査を実際に行うこととなると、その監査事務所は検査漬けとなり、非効率な面が生じることが懸念されます。
一九七〇年代後半から老人病院が急増しまして、いわば薬漬けとか検査漬けの老人医療のあり方に疑問を持った医師たちが老人の専門医療を考える会を八三年に設立され、そこから一貫してここまで病院を進化させてきたということでございますが、私もその先見性に敬服をいたしました。
若い人の多い組合健保は、お年寄りのために保険料の四割以上を持っていかれるのはたまらないと悲鳴を上げ、一方で医療機関の待合室の老人サロン化とか、社会的入院とか、薬漬け、検査漬けとかいう言い方がなされてきたのがこれまでの老人医療の現状です。 今回の医療制度改革を進めるに当たって、今までの老人医療費と老人医療制度の制度改正が最大の改革のテーマだと周知しています。
そして、世界から非難されていた薬漬け、注射漬けあるいは検査漬けの医療が、今度のDPCその他の導入によってより効率的になってきた、これも進歩です。それから、OECD、アメリカは既に百ベッドに百人以上ナースがいるんですけれども、日本ではたかだか五十人。それが、今度一・四対一の導入があればそれもまた非常によくなるわけで、厚生省の施策というのはそれなりに前を向いて正しいことだと私は思います。
そうすることによって、薬漬け、検査漬けの医療から、本来のドクターフィーに変わってきて病院が運営できているという事実があります。そうすると、すべての病院がコンペティションするわけですよ。 だから、余り難しいことを考えなくて、厚生省はアバウトな形でこういう医療とすると、あとは民間が知恵を出し合ってすき間をちゃんと埋めていくと思うんです。
そして、今やはり医療改革というなら、検査漬け、薬漬け、こういう問題をまずやらなければいけない。負担ありきではないということをきっちりやって納得してもらわなければ、私は先に進むことはできないだろうなというふうに思っております。
国民医療費の増大を抑制するためには、いわゆる検査漬け、薬漬け医療をやめさせたり、診療報酬の適正化を図るなど、国民の負担増を求める前に打つべき手はたくさんあります。私は、財政措置を優先させる従来型の発想を転換する必要があると考えております。過去に二度も厚生大臣をやられた経験のある総理なら言わずもがなと思いますが、総理のお考えをお聞かせください。
また、同じ病気でも病院によっては随分費用格差がありまして、日本の医療の中でも、例えば出来高払い制をやっているために、薬を使っただけ、検査をやっただけ費用が出るということで、薬漬け、検査漬けの医療ということも言われております。
第三に、この改正によって果たして従来言われてきたいわゆる薬漬け、検査漬けが解消されるのでしょうか。私は解消は難しいというふうに思います。これを解消するためには、やはりインフォームド・コンセントの確立や診療所等における領収書の発行等を義務付けることが必要かと考えます。病院や医師側に言わせれば、とにかく患者の数が多過ぎて診療時間が短いので十分な説明による診療は無理だというふうに言われます。
陣痛促進剤をたくさん使って平日の昼間に無理やり誘導して、かつお産の時間も減らして、そうすると、子宮口はやわらかくなっていないから会陰切開としてはさみで切って、そういう、切れば切るほど、薬を使えば使うほどもうかる、そういう価値観になっていることが薬漬け、検査漬けの根源だということ。さらに、事故が起こって集中治療になってしまうと、ますますその病院に収入が入っていく。
それは単に患者の選択肢をふやすということではなく、支払い明細書すなわちレセプトを患者がチェックすることは、不正請求、過剰請求、検査漬け、薬漬けの防止になり、医療の質の向上とむだな医療費を削減する一石二鳥の効果があると考えております。
支払い明細書、すなわちレセプトを患者がチェックすることは、不正請求、過剰請求、検査漬け、薬漬けの防止になり、医療の質の向上とともに、むだな医療費を削減する一石二鳥の効果があると考えています。
支払い明細書、すなわちレセプトを患者がチェックすることは、不正請求、過剰請求、検査漬け、薬漬けの防止になり、医療の質向上とともにむだな医療費を削減する、一石二鳥の効果があるのです。 小泉首相は、三割負担にしないと医療改革は進まないと言っておられます。しかし、病気で苦しむ患者という最も弱い立場の人々に痛みを押しつける前に、医療情報の開示によって、むだな医療費を削減することが先決ではないでしょうか。
場合には目に見えてわかるのですが、軽症の場合にはほとんど日常生活も何ら変わりないし、そんな遺伝子解析というのがぐっと進んでいるので、解析技術が進んでいく中で、私の遺伝子も何らかの形で調べられたら、もしかしたらミトコンドリア症候群の、軽症の部分ではあるけれども、何か受け継いでいるものがあるかな、調べたら出てくるかもわからないというぐらい、軽症から重症の幅が広いということもありまして、私は、もうこれは検査漬け
社会民主党は、だれもが安心して受けられる医療制度の確立の観点から、薬漬け・検査漬け医療の解消、医療における情報公開、患者の権利法の制定や保険者機能の強化、低所得者や生活困難な高齢者、難病患者への公費負担の増大、薬価差益の完全解消等といった問題に正面から取り組んでまいりました。